「非熱作用」とは?
「有害電磁波の影響については皆さんもご存じだと思いますが、先日、「非熱作用」というあまり聞くことのない言葉をみつけました。
非熱作用とは、五感で感知できる刺激や熱作用を与えない極めて微弱な電磁波によって生体が健康被害を受けてしまうという働きとのことだそうです。
以前、海外にある5Gの基地の周りで多くの鳥たちが大量に死んでいたニュースが話題になりましたが、もしかしたらこの電磁波による非熱作用がその原因のひとつだったかもしれません。
科学的論文などで多数報告されている「非熱作用」
実はこの非熱作用については、科学的論文などで多数報告されているようです。
ワシントン州立大学の名誉教授で生化学の専門家であるマーティン・ポール博士は、
「5Gのもたらす電磁波が人体に及ぼす影響」に関して、世界中で数多くの講演を行ってきておりその中で非熱作用について言及されています。
ポール博士は、電磁波の非熱作用による生体に及ぼす影響として
- 受胎能力の低下
- 神経学/神経心理学的な影響
- 細胞内DNAの損傷
- 意図しない細胞死
- 酸化ストレスの増進
- ホルモン分泌に対する影響
- 過剰な細胞内カルシウムイオン
- 悪性細胞につながる影響
- 心臓の電気的拍動作用への影響
などを挙げています。
非熱作用がどのようにして起こるのか?
この非熱作用がどのようにして起こるのかについては「細胞内カルシウムイオンが過剰になっている」ことが密接に関係しているとポール博士はいっています。
これは何を意味しているかと言えば、私たちの体の中では、細胞内のイオン交換や電解質のやり取りによって様々な細胞内外のやり取りが行われていますが、細胞内のカルシウムイオンは通常適切な量でバランスがとれていなくてはなりません。
しかし、電磁波の影響によりカルシウムイオンの濃度調整がめちゃくちゃになってしまい、そのため細胞の代謝が上手くいかなくなってしまう生化学的には、細胞のチャンネルが開きっぱなしになってしまうために様々な生体への不合理な影響が出てくるようになってしまうのだとか。
その結果、先ほど挙げたような悪影響が起こっていくと考えられています。
しかしながら、日本の総務省も、他先進国も通信業界の大手企業もこの「電磁波による非熱作用」について容認していません。
5Gによる電磁波の影響について、もっと深く知り、自らで対策しなければいけない時代に入っていることは間違いないでしょう。